BUCK-TICK - フィルムコンサート「FILM PRODUCT」
2005/11/27 九段会館





厳密にはライブではないのですが、カテゴリ分けはライブレポになってます(笑)。
自分が会場に着いたのは10時半。ちょうど開場の時間でした。
会場内では、今回のフィルムコンサート限定と思われる、20周年記念のTシャツや、CD、DVDの発売をしていました。

 そして、11時、開演。
まずは前回のツアー、「13th FLOOR WITH MOONSHINE 」から、「降臨」。
12月14日発売のライブDVDからの先行公開のようです。
自分は、前回のツアーは不参加なので、十三階は月光のライブを観るのは初めてでした。
ステージがすごいですね。ジャケ写の世界観を再現してるし、中央に玉座に腰掛けながら歌う櫻井さんがインパクト絶大!
シャンデリアの更に上からのカメラアングルもあり、カメラワークもかなりがんばってますね。
今井さんはソファに腰掛けながらギターを弾いてました。

もしかしたら、普通のライブみたいに、このままライブ映像を流し続けるのかな、と思っていたら、「降臨」が終わったあと、スクリーンが暗転し、「FILM PRODUCT」の文字が。
バックには「THEME OF B-T」が流れ、B-T結成のいきさつ等が字幕で表示される。
前身バンド「非難GOGO」から、ボーカルが抜け、ドラマーだった櫻井さんがボーカルになり、ベースの樋口豊の兄であるヤガミトールが加入し、BUCK-TICKが結成されたことなどが語られていました。
新規ファンでは知らない方も多いと思うので嬉しい限りですね。(^^ヾ

そして、THEME OF B-Tが流れ終わった直後、いきなり20年前のレコーディング風景の映像が流れる!
物凄く若いメンバー達に客席大爆笑!!(笑)
ご丁寧に字幕で「櫻井敦司(20歳)」とか出るもんだから、余計に面白かった!(^^;
インディーズシングル「TO SEARCH」のレコーディング風景だったので、ヘッドホンしながら「とぅーさーちっ!とぅーさーちっ!」とかがんばってて・・・(笑)
字幕では「知性よりも本能で活動」とか「一日四曲もレコーディングした。だってやり方がわからなかったから」など、がむしゃらに活動していた頃を思わせるエピソードが(笑)。
その後は、インディーズから、メジャー進出が決まるまでのライブ映像が。
野外ステージで、両手で客席を指差しての「お〜とまちっく、ぶる〜〜〜っ!!!!」で客席またもや大爆笑(爆)。
メジャー進出記念のライブでの、「FLY HIGH」での、手を高く掲げる客席に向かって、櫻井さんの「みんなの手がビデオに映っちゃうよー」でまた大爆笑(笑)。

ところどころで、当時を振り返った、メンバーのインタビューもありました。
ユータ(樋口豊)は、ヤガミトールをドラマーとして加入させるため、半分だまして群馬から東京に引っ張り出してきたとか、前身バンドのボーカルと一緒に住んでいた今井さんは、ボーカルが櫻井さんに交替してから、家に帰り辛くなってしまい、星野さんの家に泊まっていたとか・・・(笑)。

あと、ロックを土台にしながらも、ポップなメロディを武器にしていこうという方向性はちゃんと決まっていたそうです。
そして、メジャー進出時の、レコード会社への条件は「レコーディングにスタジオミュージシャンは使わない」ということと、「メンバーはこの5人以外、増やさない、減らさない」だったようです。
もうひとつあった気がしましたが、失念・・・_| ̄|○
誰か観に行った人で、覚えているかたいましたら教えてください〜。(^^;

そして、確かこのあたりで、再び、「13th FLOOR WITH MOONSHINE」ツアーから、「異人の夜」。
ゆーたのチョッパーがかっこよかったですね。
間奏で、櫻井さんがコート(マントだったかな)を翻すところが印象的でした。
前回ツアーに参加した人は覚えていたみたいで、映像を観ながらマントを翻す時の手の素振りをまねしている方もいました(笑)。

その後は、「SEXUAL XXXXX!」のPVが流れ、メジャーデビュー後のライブ映像が沢山流れました(EMPTY GIRLが多かったです)。
そして、話はアルバム「TABOO」のロンドンレコーディングへ続き、その後の半年の活動休止まで進む。
「TABOO」レコーディング時に、今井さんは「ダークな曲をやりたい」と提案したそうです。
この活動休止期間中が、メジャーデビュー後の多忙な日々の中、初めて考える時間になった、とのこと。

そして、復活の東京ドーム公演の映像が流れ、その後は「悪の華」のPV、「狂った太陽」のレコーディング風景が。
このアルバム「狂った太陽」を、櫻井、今井両氏はBUCK-TICKの転機と感じたようです。
今までレコーディングが大嫌いだった今井さんは、このアルバムからレコーディングが楽しくなったらしい。
現在もBTのエンジニアをしている比留間氏に出会ったのもこのアルバムからだそうで。


そして、ここでまた、「13th FLOOR WITH MOONSHINE」から、「Goblin」。
ステージで仰向けになってギターを弾く今井さんが印象的でしたね。
「自分で踏ん付け、一回転」の部分で、床に転がるシーンも確認できました(笑)。


そして、1992年の横浜アリーナ2DAYS「Climax Together」から「JUPITER」が流れ、その後は「darker than darkness」「見えないものを見ようとする誤解、全て誤解だ」などが流れる。
「見えない〜」は、ライブ映像にCDの音を合わせているだけでした。
もしかして、この頃のライブ映像って、マスターテープが無いのでしょうか。
ライブビデオも出てないし、「PICTURE PRODUCT」にも、この頃のライブ映像はあまり収録されなかったみたいですし。
ゆーたは、「darker than darkness style1993」が、BTの転機だと感じているそうです。

そして、「キャンディ」のPVが流れ、レコード会社の移籍、新事務所の設立などのエピソードが語られ、「ヒロイン」「GLAMOROUS」と続き、2001年末に行われた、「THE DAY IN QUESTION」へ。
2001年「ICONOCLASM」「NATIONAL MEDIA BOYS」、2002年「SEXUAL XXXXX!」、2003年「BUSTER」「神風」「MY EYES & YOUR EYES」「JUPITER」、2004年「SILENT NIGHT」・・・と、2001年から2004年までの映像が立て続けに流されました。
2003年のみ2DAYSで、今井さんいわく「ただ二倍になっただけなのは嫌なので、セットリストの1/3は変えたい、と考えていたら、ほぼまったく違うセットリストになっていて、みんなやる気満々だなあ、と思いました(笑)」だそうで(笑)。


ここで、「13th FLOOR WITH MOONSHINE」から、今度は「DOLL」が流されました。

・・・イイ!素晴らしい!!!(爆)


右手に持った人形に語りかけるように歌う櫻井さんが妖しさ全開ですね(爆)。
歌詞の「右手、左手・・・」や「右足、左足・・・」で、その部位を左手で撫で回しながら歌うさまがもう・・・(;´Д`)
こういう妖しい、というより変態的なパフォーマンスがここまでカッコよく、下品にならないで決まるのはこの人くらいですよ、マジで(汗)。
ラストあたりで髪の毛を引っ掴みながら歌う様も、怖いくらい決まってましたね。
最後の、バンドでの「キメ」もかっこよかったですし。

そして、「極東 I LOVE YOU」「Mona Lisa OVERDRIVE」が紹介され、2004年に行われた、「悪魔とフロイト〜Climax Together〜」の映像も少し流れました。
そして、今年リリースされた、「十三階は月光」が紹介され、ツアーの模様として、「13th FLOOR WITH MOONSHINE」から、「DIABOLO」が流れる。
ピエロやバレリーナが登場し、この曲の見世物小屋的な世界観を再現していますね。
間奏ギターソロで、ピエロと対になり踊るようにソロを弾く今井さんが面白かったです(笑)。
この人こういうの似合い過ぎ(笑)。
曲が終わったあとは、櫻井さんがセンターに立ち、ピエロとバレリーナと手を繋ぎ、客席に礼をし、「WHO'S CLOWN?」が流れる中、ステージ袖に去っていきました。

そして、最後のコメントで、今井さんは「今後のプランは全然決まってない」そうですが、櫻井さんは今後のプランは?という質問に対して「・・・決まっています」と答えていました。

そして、スタッフロールが流れ、客電が点いたあたりで、客席から拍手喝采。
メンバーが出演したわけじゃないのに、あの拍手はなんか嬉しかったですね。俺も思いっきり拍手しました。ヽ(*´Д`*)ノ



 そして、会場を後にして思ったこと。
12月14日発売のライブDVD「13th FLOOR WITH DIANA」がすごくほしくなってきた(爆)。
年末はお金がないので、来年に買おうと思ってたのですが、この日に観た何曲かが素晴らしすぎて・・・(;´Д`)


ていうか、これはまさに戦略!?(爆)




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