Dir en grey - TOUR07 THE MARROW OF A BONE PREMIUM LIVE
2007/04/21 パシフィコ横浜国立大ホール





ライブ当日から、一週間も経ってしまいましたが、やっとライブレポが完成しました。(^^;
今回行ってきたライブは、DIR EN GREYのニューアルバム「THE MARROW OF A BONE」購入者限定のプレミアムライブです。

パシフィコ横浜って・・・またDirのイメージとかけ離れた場所だなあ(爆)。
今回は、大は幕張メッセ、小はZEPP TOKYOと、様々な会場を周ってるみたいですね。



会場に入ると、なにやら張り紙が。
「演出の都合上、ライブ開始からしばらく、席からの移動はご遠慮ください」
みたいな事が書いてありました。

この時は意味が良くわからなかったけど、その後、開始数分前に、全ての非常灯を消していました。
出口の目印が見えなくなるから、動くと危険って意味だったのかな?


私の席は、一階32列、B74。
一階席上手側で、遠くもなく近くもなく、と言った所でしょうか。
左隣の三席は全て男、右隣ニ席は空席。



開演時刻が迫り、非常灯が消えた数秒後、客席照明が落ちる。
大歓声の中、ステージを覆っていた赤い緞帳が真ん中から左右に開き、一曲目が始まる。
今までのツアーの流れ通り、「CONCEIVED SORROW」かな、と思っていたら・・・


01:艶かしき安息、躊躇いに微笑み (unpluged ver)
イントロのピアノが聴こえた瞬間、その後のピアノが聴こえなくなるくらいの大歓声が沸いてました。
まさかアンプラグドディスクの方を持ってくるとは!
照明一本のみが、ヴォーカルの京を照らし、ピアノをバックに淡々と歌う。
CD音源に負けないくらいの歌を披露してくれました。
感極まったのか、めずらしい曲に戸惑ったのか、客席からの拍手はちょっと遅れ気味でした。(^^;
その拍手の中、次曲が始まる。



02:THE PLEDGE (unpluged ver)
アコギの音が響き、またもやどよめきにも近い歓声が。
私の前の列で観ていた女の子たちが、嬉しいけど、アコースティック系の曲で騒いじゃいけないと感じたのか、ジェスチャーで喜びを共有しあっていました(笑)。
緞帳が完全に開き、下手と上手に、それぞれのポジションでアコースティックギターを鳴らす、薫とDieの姿が。
でも、普段がヘヴィリフを掻き鳴らしている人達だからか、ちょっとたどたどしかった気も・・・(^^;
歌の方は素晴らしかったです。
最後の超高音域のメロディなんかは、CD音源以上に力強い声で歌っていました。
ライブで涙が出そうになったのって、この曲が初めてかもしれない。
ライブでは、CD通りに歌わないというイメージが強い京ですが、歌うことに徹した京はホントに凄いです。

流れ的には、次はCONCEIVED SORROWのアンプラグド版かな?なんて予想していましたが、あっけなくはずれました。




03:ザクロ (unpluged ver)
なんと、もう7年近く前の曲になる、ザクロが!
しかも、Dieだけでなく、薫もアコギを持っていました。
そして、ToshiyaとShinyaのリズム隊も登場。Toshiyaはエレキベースだったかもしれないけど、もしかしたら、Shinyaのドラムは、マイクを通さないで、生音だったかも?
間奏のギターソロも、アコギによる演奏!

ラストの繰り返しブロックでは、以前は京が狂ったように歌い叫んでいましたが、今回は、非常に落ち着いた歌を聴かせてくれました。




04:JEALOUS -reverse-
ちょwサービス良すぎwww
イントロでの大歓声ももちろん、京が歌い出したあたりでも歓喜の悲鳴が(笑)。
しかし、CD音源に比べ、遥かに旨くなったなあ、と感じました。
まあ、7年も経ってれば当然ですね。(^^;


曲が終わり、大歓声の中、少しだけ間が空き、アコースティックパートはお終いです。
そのまま次の曲へ。





05:CONCEIVED SORROW
今までの曲は、ダークでありながらも、懐かしい曲や、アンプラグド版等、レアな選曲だったからか、会場がどこか暖かい雰囲気に包まれていたのですが、この曲一発で、一瞬にして、「THE MARROW OF A BONE」の世界観へ引っ張り戻されたように感じました。
やはり、この曲の存在感はハンパじゃないです。
前半は、比較的演奏が静か目だからか、Shinyaのドラムの音がでかいでかい(笑)。
Dieはやはりアコギを使っていました。
ステージ後ろには、LEDによる幾何学模様が写し出され、大サビでは、歌詞の通り、茜色に染まっていました。
この茜色の空が、変則的に黒い線で区切られていて、それがまた不可思議な雰囲気を醸し出していて良かったです。



06:凌辱の雨
イントロのノイズが聴こえはじめると、ステージ正面の照明が二階席のあたりを青緑色の光で照らしはじめる。
バンドサウンドが入る場所で、京が絶叫すると、客席は一気にヒートアップし、早くもヘドバンが発生していました!
サビでは、ステージ後に青色の幾何学模様が出現し、ゆっくりと自転していました。



07:THE FATAL BELIEVER
アルバムのコンセプトとも言える、激しく重い曲を連発し、客席は大揺れ。
サビ後の京のシャウトに合わせ、Dieが一緒にシャウトコーラスをしていたのが印象に残った(笑)。



ここで、少し間が空きました。
というか、こういう休めるブロックがないと酸欠起こすわ。(;´Д`)




08:DISABLED CONPLEXES
静かに始まったのは、アルバム内でも狂ったイメージの強いこの曲。
真っ暗なステージを、紫色の照明がゆっくりと回転しながら照らしていました。
曲調が一変するあたりからは、最後までステージは真っ赤に照らされ、再び客席は大揺れに。
個人的に、今回のアルバムの曲では、この曲が一番化けたと思う。
こんなに暴れられる曲だとは!




09:REPETITION OF HATRED
そのままヘヴィナンバーを縦続けに。
この曲では、Toshiyaがダイナミックなノリでベースを弾き、飛び跳ねたりと、ノリノリでした(笑)。



10:AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS
今までのスローな流れを吹き飛ばすように、超高速兇悪ナンバーが!
PVで使われた気味悪い映像が映し出され、あっちこっちでV字ヘドバンも!
しかし、この曲のテンポにはちょっとヘドバンではついていけなかった(;´Д`)
早すぎだよママン!
Toshiyaのコーラス聞こえねー!!1(爆)




11:OBSCURE
昔、この曲はVULGARのツアーが終わったらすぐに消えると思っていましたが、予想に反し、すごく息の長い曲になりましたね。(^^;
非常に暴れやすいからなのでしょうか(笑)。
しかし、演奏こそあまり変わらないが、歌詞はおろか、歌のメロディも完全に別物になっていました。
どことなくアドリブっぽいメロディだったけど、他の公演ではどうだったのでしょうか。
ステージ後方には、LEDか照明かはわかりませんが、緑色(サビでは赤色)の白血球のような不気味な模様が終始映され、OBSCUREの世界観にぴったり合っていました。(;´∀`)

そして、曲が終わっても京はファルセットで声を出し続け、その後、ディレイのかかったマイクで様々な声色を使い分け重ねる、パフォーマンスを披露。

そんなソロタイム(?)が続く中、Shinyaのハットがカウントを刻み、そのままの流れで次の曲へ。



12:dead tree
この曲も、OBSCUREと同じく、メロディも歌詞もまったく変わっていました。
サビ後のブレイクで一度曲が完全に止まり、Shinyaがカウントを取り直して演奏していたところから察するに、この曲でも同期を外したのかもしれませんね。
ラストはマイクありで絶叫!




13:Merciless Cult
この曲は、以前のツアーともあまり変わらない印象。
照明は緑一色というのも一緒(笑)。
初めて「It Withers and Withers」のツアーに参加した時は、この曲のノリ方がわからなくて戸惑いましたが、今回は思いっきり暴れることができました(笑)。




14:ROTTING ROOT
頭振る人も手を掲げる人もいなく、客席硬直。ちょwwwおまwwwww
この曲大好きなのに、やっぱ評判悪いのか・・・?_| ̄|○
悔しいので、私独りで、ずっとヘドバンしてましたさ!(爆)
でも、その効果があったのかわかりませんが、途中で、左隣の男達が一緒にヘドバンしてくれました(笑)。




15:GRIEF
ギター単体で始まるCD音源とは違い、ドラムのフィルインから曲が始まる構成になっていました。
そこまで早くない曲調なのに、このイントロのドラムがめちゃめちゃ速いプレイで、ギャップが面白かったです(笑)。




16:THE DEEPER VILENESS
本編ラストは、アルバム内でマゴッツに並ぶ兇悪高速ナンバー。
この曲は照明の演出が特殊で、ステージの照明は押さえ気味で、薫の後あたりに仕掛けられた照明が、客席中央から上手あたりを真っ直ぐに照らしているだけ、という、かなり特殊なものでした。
ステージ背後に映される映像も、左下を中心に自転する灰色の斑模様でしたし、何かコンセプトがあったのでしょうか。


曲のラストで、メンバーが次々と袖へ消えていく中、京だけが最後までファルセットを発しながら残り続けていました。
そして、最後にマイクを床へ落とし、下手側の袖へ消えていきました。





会場が完全に暗転した中、アンコールの声が響く。
今まで、どうしても勇気が出ずにアンコールが言えなかったのですが、後で後悔するのが嫌だったので、今回は叫びまくりましたよ!(爆)


そしてメンバーが登場。スタンバイを完了し、再びライブ開始。



17:LIE BUREIED WITH A VENGEANCE
イントロで京が「盛り上がって来い!」だか「かかって来い!」だか煽っていました。うろ覚えですみません。(;´∀`)
最後の、京と観客でのファック連発が楽しかった(笑)。



18:朔 -saku-
この曲で「男!おい男ーっ!!!」って煽るのは、最早定番なのでしょうか(笑)。
サビでステージが銀色に照らされる演出も健在!



19:C
「お前らの声を聞かせてくれ!」と煽り、Withering to death.から超攻撃的ナンバーニ連発!
ステージは真っ赤に照らされ、お馴染みとなった、2番目のBメロからサビでは大合唱が。
合唱の最中も、「もっとぉー!!!」と煽りまくる!
しかし、ホールだと客席の大合唱があまり響かないんだなあ。まあ、そこらへんはライブハウスと比べちゃ駄目か。(^^;



20:THE VD EMPIRE
「まだ生きてるかー!」「まだ行けるかー!」と煽り始まったのは、最近は演らない日は無いといっても過言ではないと言えるこの曲へ。
しかし、まさか前奏からOIOIコールが発生するとは!ていうか京までOIOI言ってるし!
今までも、客と京の声のぶつけ合いが楽しかったこの曲、今では客席が黙る場所が無いといってもいいくらい、完全にメンバーと客、ステージが一体になっていました。
ちなみに、「花火綺麗な〜」のパートは、CDより1オクターブ高く歌っていました。


そして、「ラスト!ラスト!!ラストーッ!!!!」と京が絶叫し、最後の曲へ。
ここまでで、唯一披露されていない最新アルバムの曲がまだ一曲!






21:CLEVER SLEAZOID
ステージ後方には再び歪な模様が映し出され、ヘドバンや叫び、OIOIコールが入り乱れるカオティックワールドに(爆)。
サビでまでOIOIコールが出てるし、ライブを重ね、進化してきた曲なんだなあ、と実感。



全ての曲が終わり、まずはDieがスタッフに支えられ、真っ先に上手の袖へ消えていきました。
なんか体調が悪かったという噂がありましたが・・・。
その後、確か、京、Shinya、Toshiya、薫の順にステージ下手の袖へ掃けていきました。








客電が点き、公演終了のアナウンスが流れてるのに、頭がぐらぐらして立ち上がれない・・・(爆)。
マゴッツで死ぬほど頭振って、OBSCUREでもヘドバンしまくっていたら、OBSCUREの最中に視界がぼやけはじめたり、マジで首が上がらなくなったりと、今までのライブの中でも、ここまで満身創痍になったのははじめてかも。

ホールならではの凝った演出も沢山見れたし、プレミアムライブよろしく、プレミアムな曲も聴けたりと、非常に満足したライブでした。
次はライブハウス行きたいな!(爆)







DIR EN GREY
TOUR07 THE MARROW OF A BONE
PLEMIUM LIVE パシフィコ横浜国立大ホール


- Set list -

01:艶かしき安息、躊躇いに微笑み (unpluged ver)
02:THE PLEDGE (unpluged ver)
03:ザクロ (unpluged ver)
04:JEALOUS -reverse-

05:CONCEIVED SORROW
06:凌辱の雨
07:THE FATAL BELIEVER

08:DISABLED COMPLEXES
09:REPETITION HATRED
10:AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS
11:OBSCURE

- 京ボイスパフォーマンス -

12:dead tree
13:Merciless Cult
14:ROTTING ROOT
15:GRIEF
16:THE DEEPER VILENESS



- encore -

01:LIE BURIED WITH A VENGEANCE
02:朔 -saku-
03:C
04:THE IIID EMPIRE
05:CLEVER SLEAZOID




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