・BUCK-TICK TOUR2014 或いはアナーキー
 2014/08/10 よこすか芸術劇場







BUCK-TICK最新作であり問題作(笑)「或いはアナーキー」を引っ提げた全国ホールツアー、今回は中盤戦のよこすか芸術劇場に参戦してきました!
今回は前々から時々一緒に参戦している盟友タピ子と一緒に行ってきました。(*´▽`)


よこすか芸術劇場は客席が五階まであることで有名ですが、今回は一階のほぼど真ん中!
そんないい席取っておいて贅沢は言っちゃいけませんが、一度五階席の眺めも体験してみたかったり。(^^;


そして、開演時間から5〜10分程おして、客席が暗転し、インダストリアルを思わせるオープニングSEへ!
まるで月面か岩壁を思わせる壁に開いた6つの穴の隙間から見える、LEDスクリーンの映像と、プロジェクターで岩壁全体に映される映像がシンクロしていて、こういう演出にも新たな試みを感じさせます…!

セトリは本編、アンコール共に、前回参加した市川公演から若干変化しましたが、一曲目は変わらずDADA DISCOからスタート!
衣装は市川の時と同じで、全員が黒基調にそれぞれ赤の差し色の入った衣装でした。
多分少し違っていた点を上げるとしたら、あっちゃんは長い巻きスカートの裾を縛るか挟むかし、左脚を露出させた状態で登場し、今井さんは赤い布で鼻と口を覆った、なんとなくSSLの頃を思わせる姿に(笑)。
後はゆうたさんの後ろポケットに挟んであるスカーフが長くなってたような?

今回特に驚いたのは二曲目のSURVIVAL DANCEで、頭サビでひでさんがサタデーナイトフィーバーみたいなポーズで右手を高く掲げ、「完全にイッちゃって〜♪」のところで右手を下ろし、人差し指をこめかみに突き刺すという、ひでさんらしからぬパフォーマンス(?)で、多分この日で二番目にビックリした出来事でしたw(一番目は後程)。
更にラストのサビではハモリコーラスも披露したりと、いつにもましてキレッキレでした(笑)。

Devil'n Angelから間髪入れず始まったICONOCLASMでは、曲のテンポに合わせ、マイクスタンドを軸に開脚し腰を上下へ動かすあっちゃん…エリーゼでよくやってたやつに近いですw
しかし、失礼なのを覚悟で言いますけど、あんな動きを48のおじさんがやってもちっとも下品に見えないどころか、妖艶過ぎて男でも釘付けになってしまうとか、もう何もかもありえないです。(^pq^)


以前ではこの次にモンタージュを演奏していましたが、最近のセトリ変更で外され、「ボードレールで眠れない」へ。
確かにちょっと曲順的に浮いてた感じしましたし、ICONOCLASMとLIMBO外すかとなったら、消去法でモンタージュになっちゃったのかもしれません。(^^;
このあたりで今井さんは顔に巻いた布を外していました。

masQueでは勿論アコギ二本にアコースティックベース編成での演奏だったのですが、ギター二人はまるでエレキで弾いている時のように激しい動きで演奏していたのが印象的でした。
デモ段階ではエレキだったからなのかなあ。
以前は間奏等で今井さんがテルミンを鳴らしていた記憶があったのですが、今回はアコギの演奏に徹していて、演奏が終わった後に一度だけ大きく鳴らすという、インパクトの強い使われ方になっていましたね。

今回はバックのスクリーンとプロジェクターの二重映像になっている事に気付いてからの公演なので、サタンでのバックの暗く澱んだ映像と、バックのセット全体に映される赤い雨という凝った演出もじっくりと楽しむ事が出来ました。(*´▽`)

そして、市川公演の時には気付いたら無くなっていた、岩壁のようなセットは、「世界は闇で満ちている」が始まる前の暗転中に、ゆっくりと左右に割れて消えていくのがうっすらと見えましたw

この後は「ONCE APON A TIME」を筆頭に、アッパーな曲を連打するのですが、今回の公演、曲の前にあっちゃんがタイトルコールをすることが多かった気がします。
masQueやサタンの時もそうでしたし、LIMBO、宇宙サーカス、NOT FOUND、形而上流星と、後半はほとんどタイトルコールをしていました。
NOT FOUNDは、リズム隊二人にグリーンのライトが照らされながら、ベースとドラムのみで入るイントロなので、 タイトルコール前に、「ゆうたとアニイを見ててね」とボソッと言ってたのが面白かったです(笑)。

市川公演では本編ラストだった「無題」は、演奏に入る前に、今井さんがノイズフィルター(?)を使って電子音をバラ撒く中、あっちゃんが、パパ…ママ…と囁きながら演奏に突入するという、思わず呼吸も忘れてしまいそうな程の緊張感を味わいました…ほんとこの曲は恐ろしい。
あっちゃんのディレイ(声が返ってくるやつ)も市川の時より控えめになっていて、個人的にはこれくらいが丁度良くてよいと思いました。
そういえば市川公演では、色々な曲で使いまくってたノイズフィルターでしたが、今回は演奏前や、アウトロで少し使う程度というケースがほとんどでしたね。
不協和音も混じってしまうでしょうし、うるさいと思ったのかなあ。(^^;

そして本編ラストは形而上流星。
アンコールラストから移動してきて、代わりにモンタージュがアンコに押し出されたようです(笑)。


アンコール一発目は…ギター二人がアコギ、ゆうたさんがアップライト…この時点であれかと解るのがBTヲタ(笑)。
しかし今回は、スタッフさんがゆうたさんにアップライトベースを手渡すタイミングが合わなかったようで、アップライトが倒れてしまうというハプニングが!(汗)
ステージ後方の出入口から出てきたあっちゃんがスタッフさんの背中をはたいてました(笑)。
チューニングをするゆうたさんに向かって、みんな待っててくれてるよ?と地味にプレッシャーかけるあっちゃんや、私は気が付かなかったのですが、今井さんは心配どころか爆笑してたそうです(笑)。

そして、「次は、ジャキジャキのやつを…」と、わかるようなわからないようなMCから始まったのは、今回のツアーにて久々な演奏となる「Les Enfants Terribles」!
多分ですけど、2009年以来の演奏なのではないでしょうか。
市川の時のタナトスといい、今回のツアーのアンコールにはかなり久々な演奏になる曲がよく組み込まれますね。(*´▽`)

一回目のアンコールラストは夢魔!
夢魔も地味に久しぶりなんですよね。確か2012年の夢見る宇宙ツアーあたりからしばらく演奏されなくなりましたし。
しかし、何よりも驚いた…前述の今回の公演一番のビックリした出来事が、この曲に映像の演出が付いたこと!
市川の時は照明のみでしたが、今回はバックのスクリーンに、大きな赤い旗がはためく映像が流れるようになり、間奏あたりで、真ん中から斜めに赤と黒に分かれ、「A」のロゴが入った旗に変化。
アルバム曲とは違い、特に凝った演出等はなく、最初から最後までただただ旗がたなびいているだけなのですが、十三階は月光のキラーチューンだった夢魔が、或いはアナーキーの世界観に見事に吸収され、まるで革命運動というか新興宗教というか、新たな顔を覗かせたようでした。
ライブでの光景がニコ動等でツンドラ教と呼ばれたりしていましたが、正に宗教というか、邪教徒が蜂起でも始めそうな光景でした(笑)。
演奏が終わった後も映像内の旗はたなびき続け、その旗をバックに、逆光の中消えていく櫻井敦司は正に魔王…!(^q^)


二度目のアンコールでは、定番のゆうたさんと今井さんの客席写メw
ゆうたさんはツアーグッズのピオニールTシャツに着替え、今井さんはなんと、シルクハットにDadaマスタードのツアーTシャツ、裾上げしたデニムにサンダルという、ラフなのかキメてるのかわからないカオスさ(笑)。
最初はシルクハットにDadaTシャツまでしか見えなかったので、流石今井さん、着こなしてるよ…と、同行した友達と感心していたのですが、STEPPERSの間奏で弦楽器隊三人がステージセンターに立った時に、サ、サンダル!?って感じで(笑)。
今井さんは普段の衣装が奇抜だからか、もう何が来ても驚かないと思ってましたが、奇抜とはまたちょっと路線が違くて、我々はまたもや今井ワールドに完敗したのだと実感しました…(´^q^`)
余談ですが、この格好をあっちゃんがやってたら数年先まで語り草になるくらいの大事件になってただろうなあ…と友達と話してました(笑)。

STEPPERS、LOVE PARADE、そして本編からあぶれた(笑)モンタージュへ続き、ラストは今ツアーでは必ず演奏されている、NATIONAL MEDIA BOYSで〆でした!
ツアー序盤でよく見られた、間奏でのフロント三人+ゆうたさんのじゃれあい(笑)は今回は特になかったですね。
市川ではゆうたさんが今井さんの動きを真似したり、私の参戦していない公演では、今井さんがゆうたさんが定位置に戻れないように通せんぼしてたりしたらしいのですが、本人らも飽きてきて、いつもの動きに戻ってきたのかな?w


演奏が終わった後、定番になっているアニイのドラムヘッド投げは、投げる前にゆうたさんを扇いで、その後投げる前に客席最前も扇いでから、下手側へ投げていましたw




ちょうどツアーも中盤を過ぎたあたりなので、全体的に完成度も上がってきていて、このソリッドになっていくのに、同時にメンバーの余裕のようなものが見えてくる感じがたまらないですね。
流石のBUCK-TICKでも、ツアー初期はトラブルとかもありますしね。(^^;
市川ではあっちゃんのイヤモニが後半トラブってましたし、今井さんのノイズの入れ方も、かなり洗練された印象を受けました。

同行してくれた友人のタピ子は、半ば強引に連れて来ちゃった感じだったのですが、とても楽しかったようで、良かったです。(^^;


さて、次回はツアーファイナル、NHKホール二日目です!
このレポートを書いている最中に、黒色すみれさんのゲスト参戦が決まり、VICTIMS OF LOVEがツアー序盤にセトリから姿を消してしまった謎も解け、期待はますます高まるばかりです!!!ヾ(^q^ヾ)⌒)ノシ






・Set List

DADA DISCO -GJTHBKHTD-
SURVIVAL DANCE
Devil'N Angel
ICONOCLASM
ボードレールで眠れない
masQue
PHANTOM VOLTAIRE
サタン
世界は闇で満ちている
ONCE UPON A TIME
LIMBO
宇宙サーカス
メランコリア
NOT FOUND
無題
形而上 流星



・encore

Coyote
Les Enfants Terribles
夢魔 -The Nightmare

STEPPERS -PARADE-
LOVE PARADE
モンタージュ
NATIONAL MEDIA BOYS










Back



レンタルCGI ブログパーツ ブログパーツ ブログパーツ