・cali≠gari TOUR2016 憧憬、睡蓮と向日葵

 2016.06.24 EX THETRE ROPPONGI







ミニアルバム「憧憬、睡蓮と向日葵」のレコ発ツアー、そのファイナル公演に参戦してきました!
平日で仕事上がって疲れた身体でのスタンディングライブは、過去の経験からあまり楽しめないと感じていたので、今回はスルーする予定だったのですが、物販、頒布合わせて三枚もの会場限定CDに釣られてチケットを撮ってしまいました(笑)。
まあ結局そのうちの一枚である「みんなのはっきょう」は延期になってしまいましたが。(´^q^`)

ファイナル公演である今回は、特別な演出も用意してあると予告されていた通り、まずは開演後のオープニングSEに合わせ、ステージを覆っている幕に「憧憬、睡蓮と向日葵」のジャケ写を思わせる湖や花の映像が映され、まるで映画のように出演者と称してcali≠gariのメンバーとサポートミュージシャンの名前が表示され、膜の内側にメンバーが登場。
一曲目の「ギラギラ」で幕が落ちてスタート!
ステージ後方には銀テープのようなものがカーテン状に敷き詰められていて、これが照明を反射して文字通りギラギラと輝いていました(笑)。
ステージ前方にはスネークピットと呼ばれる、円状になった花道もありました。
円の中にもお客さんが入ってたけど、あれは特別席か何かなのかしら。
CDでフェードアウトするアウトロはカットされ、そのまま「マネキン」「-踏-」「トレーションデモンス」とキラーチューンを連打。
春に始まったツアーも、ファイナルではすっかり初夏。
しょっぱなから汗だくになるメニューですね(^q^)

ここで研次郎のMCが入り、なんと今回のMCはここだけとのことで、サポートミュージシャンも含めたメンバー紹介。
ドラムの中西さん、キーボードの秦野猛行さん、マニピュレーターの白石さんと紹介し、ここでまだステージに現れていなかったyukarieさんが紹介されながら登場。
この曲もこの日が最後になるかもしれない、と本当なのかジョークなのかわからない下りから「蜃気楼とデジャヴ」へ。
CDでは打ち込みドラムだった曲ですが、ライブでは勿論生ドラムになり、ドラムソロのイントロが追加され、全編にyukarieさんのサックスも追加されたので、CDとは大分違った印象を受けました。
後日、狂信盤がこのアレンジほぼそのままだということを知って驚きました(笑)。
ラストの「君と死にたい」は歌わずに、無言でスネークピットの先端まで歩いてきた秀仁が、「…それじゃ」と呟いて戻っていこうとするというボケをかましていましたが(笑)、すぐに向き直り、ツアー初日と同じく「みんなで死のうぜ〜!」と〆てくれました!

中盤では、やりそうであまり演らない「コック ア ドゥードゥル」が個人的に嬉しかったですね。(*´▽`)
「オーバーナイトハイキング」では定番の懐中電灯の演出もあったのですが、流石に野音やアンフィシアター程綺麗には映らなかったかな…多分壁に光が反射しちゃってて、あまり暗くならなかったんだと思います。(^^;
「冷たい雨」から「夏の日」の流れは、梅雨の季節ならではでしたね。
雨のSEが蝉の声に変わるのなんて特にそう感じました。(*´▽`)

ツアー中盤から演奏されるようになった「嘔吐」から後半戦に突入し、「紅麗死異愛羅武勇」ではyukarieさんがステージセンターに躍り出てサックスソロを披露し、曲のラストでは青さんの後ろに置いてあるソファーに脚を組んで腰掛けながら高らかにサックスを鳴らすのがたまらなく格好良かったです。(*´▽`)
「マッキーナ」は間奏がカリガリランドの時と同じアレンジになり、ステージ後方のスクリーンに青江さん登場(笑)。

本編ラストは今まで通り「憧憬、睡蓮と向日葵」で〆るのかと思いきや、聴いたことのないイントロを演奏し始め、狂信盤だとこういうアレンジになったのかな?なんて思っていたのですが、完全に別の曲が始まりました。
メロディがなんとなくソフバっぽいような…と思っていたのですが、終演後に感想を読んでいたら、どうやらSOFT BALLETの「ENGAGING UNIVERSE」という曲だったようです。
「アレガ☆パラダイス」のイントロで青さんが語っていた「ツアー中は良いことも悪いことも沢山ありました」という言葉や、この曲のイントロで、yukarieさんが空を指差していたのは、そういうことだったのですね。

ここでメンバーは一旦捌けたのですが、ステージが暗転し、スネークピットの先端には真っ黒のドレスを着た女性と、花結い師の男性が現れ、女性が手に持った花束を一本一本、髪へ結いつけるという演出が始まりました。
森岡賢さんへの哀悼の意味か、それとも次の曲へ繋がる演出なのか、ドレスの女性が終わった後は静かに拍手がおこり、その後、今度は衣装を着替えた秀仁が現れ、同じく花結い師の方が髪へ花を結いつける。
不思議な演出で、お客さんも目を逸らさずじっと観ていたのですが、ライブ本編の疲れやその緊張感が祟ったのか、体調を崩し、スタッフに連れられて外へ出る人もいました。
ちなみにこの間に他のメンバーもステージに戻っていて、それぞれ即興っぽいアンビエント的な演奏をしていました。

花結い師のパフォーマンスが終わり、黒ドレスの女性は上手のソファーへ腰掛け、秀仁がステージ中央に立つと、「憧憬、睡蓮と向日葵」を演奏し、ここで本当に本編が終わったようで、メンバーは静かに捌けていきました。
しかし、ステージ後方のスクリーンにでかでかと「アンコールは5分後!」と表示され、余韻ぶち壊し(笑)。
そのスクリーンをバックに捌けていくドレスの女性がまたシュールでした…(´^q^`)

スクリーンの文字が消えると、アンコールの声が上がるや否や、スクリーンに密室ニュースと称し、みんなのはっきょう延期についての映像が流れ始めました(笑)。
ニュース番組風の映像で、「老若男女問わず人気のヴィジュアル系バンドcali≠gari」とか、あちこちにおふざけ要素が散りばめられていて、久々にこういうcali≠gariを見たなあと思いましたw
青さんのインタビューが決行され、延期の理由として、秀仁の喉の不調や、本公演のテイクを収録したいという研次郎の意見を汲み入れての延期だったと発表・・・ウェディングドレス姿で(笑)。
「6月だからです(キリッ」と答える青さんで映像は終わり、ステージに戻ってきたcali≠gariメンバーとサポートミュージシャン達…もしや、と思ったらやはり、青さんはウェディングドレス姿で(笑)。

ここからアンコール開始で、まずは「みんなのはっきょう」から!
暗転するステージにはパトランプが回転し、客席は思いのまま叫んでいたようですが、やはり会場が他のライブハウスと比べて広いからなのか、想像していたよりはうるさくなかった印象でした(笑)。
私ですか?もちろん喉が潰れそうなくらい叫びましたともw

続けて「混沌の猿」では、ドレス姿の青さんがスネークピット上からバナナを投げ入れ、本日二度目の演奏となった「ギラギラ」のアウトロではドレスの胸元からトマトを取り出し(笑)、齧ったり頭で叩き割ったりし、それをやはり客席へ投げる!
ドレスの胸がやたらパンパンだったのはこれのせいだったのねw
そして曲が終わると、研次郎が青さんのドレスを引き剥がし、Tシャツに短パンというラフな格好の青さんが登場し(笑)、秀仁がギターを手渡すと、最後の曲はすっかり定番となった「クソバカゴミゲロ」で〆となりました!
もうこの曲はメンバー三人が演奏そっちのけで大暴れするのも定番になってきていますね(笑)。
トマトの臭いが充満する異様なステージを後に(笑)メンバーが去った後は、スクリーン上に今後の予定が発表され、この日のライブは終演となりました。


延期になったみんなのはっきょうは9月の新宿公演で発売となり、11月には研次郎加入20周年記念ライブがあるとのことですが、どちらも行けそうにないので、みんなのレポに期待したいと思います。(^^;
みんなのはっきょうは通販待ちかな(笑)。

本編ラストの花結い師の演出からは、そのままキセキニイルを演るのかと思っていたので、この日やらかなったのはちょっと意外だったかな。
綺麗さや儚さよりも、どことなく不気味さを感じさせる演出だったので、どことなく寂しげな雰囲気のキセキニイルと合っていたと思うので。(^^;



・Set List

ギラギラ
マネキン
-踏-
トレーションデモンス
蜃気楼とデジャヴ
陽だまり炎
薫風、都会、行き行きて
颯爽たる未来圏
コック ア ドゥードゥル
オーバーナイト ハイキング
夏の日
嘔吐
紅麗死異愛羅武勇
マッキーナ
淫美まるでカオスな
アレガ☆パラダイス
セックスと嘘
ENGAGING UNIVERSE

憧憬、睡蓮と向日葵

・encore

みんなのはっきょう
混沌の猿
ギラギラ
クソバカゴミゲロ











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