BUCK-TICK THE DAY IN QUESTION2006
2006年12月29日 日本武道館





去年12月29日、日本武道館で行われた、BUCK-TICKの毎年恒例となったLIVE、THE DAY IN QUESTIONに参戦してきました!!

一昨年は、BTのライヴハウスを初体験したくて、代わりに武道館を諦めたのを、凄く後悔したので、今回は絶対チケットを取るつもりでいました。







駅を降りたあたりから、黒い人たちを沢山見かけるようになってきました(笑)。
2003年の時と同じく、チケット譲ってくださいと書かれた紙を持ってる人も結構いました。







グッズ売り場を素通りしてしまったのはちょっと後悔・・・記念になんか買っても良かったかなー・・・。


そして会場内へ。
実は、今回、チケット発売日に寝坊してしまい、指定席は完売、立見席になってしまいました。_| ̄|○
まあ、取れただけ良かったですけどね。(^^;
しかしまさか、初めて最後列というものにあたりましたよ(苦笑)。
いっちばん後ろです(笑)。
しかし、「残りものには福がある」とはよく言ったもんです。
私の隣にいた立見の方も、一人で来ていたらしく、思い切って話しかけ、色々お話することができました。
私は、身近な所にBUCK-TICKの話が出来る人が一人もいなかったので、記念すべきBUCK-TICK友達一号(爆)の誕生を心から喜びました。ヽ(*´Д`*)ノ

ステージを見渡してみると・・・ステージ中央には白い垂れ幕(?)がかかっているのですが、垂れ幕の左側と、右上から、何やら大量の鉄の棒のようなものがはみ出ている・・・。
隣のBT友達一号さん(以下MHさん)と、「あれってなんだろう」「しかも左右非対象だよね・・・」
なんて会話をしていました。


そして、開演時間の18時30分少し遅れに、会場は暗転。
毎年毎年、展開が予測できないDAY IN QUESTION。今年の一曲目は・・・





01.FRAGILE ARTICLE (AL「SEVENTH HEAVEN」収録)

ちょwwwwwwwwwwwwww


な、なんて曲を持ち出してきたんだ!(笑)
流石にこの曲は、もう黒歴史になっていたと思ったのに・・・(;゜∀゜)
SEの雰囲気に合わせるかのように、垂れ幕(実はスクリーンだった!)にステンドグラスが映し出される。
ステンドグラスの映像は上へ流れていき、スクリーンが上がっていくのに合わせ、流れは徐々に右に傾いていってました。
曲に合わせ、客席からは三拍子の手拍子が。
曲がフェードアウトして終わる頃、今井さんの耳を劈くギターノイズが響き、曲をかき消しながら、次曲へ。


02.・・・IN HEAVEN・・・ (AL「SEVENTH HEAVEN」収録)
アルバム「SEVENTH HEAVEN」の流れ通り、そのままIN HEAVENに突入!
演奏は「殺シノ調ベ」準拠だったけど、曲の始まりは「SEVENTH HEAVEN」収録版に合わせてありました。


03.MACHINE (AL「狂った太陽」収録)
まさか、SEVENTH HEAVENを完全再現するんじゃ・・・なんて思っていたら、お次は「狂った太陽」からの選曲でした(笑)。
イントロに出てくる、今井さんパートのギターの単音フレーズは、CDよりも1オクターブ高く演奏されていました。
間奏のギターソロでは、今井さんが上手花道に進み、シルバーポット(多分)を駆使したエフェクティブなギターソロを決め、その後のブレイクでは、ステップを踏みながらギターをかき鳴らしていました。


04.JUST ONE MORE KISS (AL「TABOO」収録)
初期の代表曲。
DIQではアンコールにまわされる事が多かった曲が早くも登場です。
足元の照明が真っ直ぐに伸び、正面に四本の光の柱が表れる。

LIVE開始前に、スクリーンからはみ出ていたものですが、右上から放物線を描くように、ステージ左側へ伸びる、鉄パイプで組み上げられ吊るされた謎のセットでした。
簡単なステージ図を描いてみました(ヒドイ絵ですみません。)。

HIDOI絵だ・・・w


上空のセットだけでなく、ステージ後方の壁や、アニィのドラムセットがセットされている高台やゆーたの立ち位置である高台の周りにも、鉄パイプのようなものが不規則に設置されていました。
あまり前例を見ない独特なセットですよね・・・。



ここでMC。

「ようこそ、忙しい中ありがとう。」
「いろんな曲やるんで、楽しんでいってください」


みたいな事を言っていたと思う・・・(^^;

そして、次曲へ。
ギター隊がノイズを発する中、櫻井さんが「SEX・・・」と呟く。

まさか・・



05.SEX FOR YOU (AL「TABOO」収録)
これもまさかの復活。
タイトル通り、妖しい色気の漂う曲ですが、今の櫻井さんが歌うことで、その妖しさは数十倍に跳ね上がっていました。これなら今後も演奏しても充分通りそうです。
照明は終始真っ赤に照らされ、最後の1オクターブ上がるサビも、きっちりと歌いこなしていました。


06."J" (AL「TABOO」収録)
イントロのシンバルの刻みが始まった時、中々思い出せなかった曲・・・結構好きな曲だったんだけどなあ。(^^;
TABOO収録曲は、ダークなだけでなく、独特の色気と妖しさを持った曲が多いので、今の櫻井さんが歌うことで、曲の魅力を当時よりも引き出せている気がします。


07.M・A・D (AL「狂った太陽」収録)
オレンジや赤のライトがサイレンのようにぐるぐると会場中を照らしていました。
この曲は、CDよりもテンポが上げられ、櫻井さんの歌唱もCDとはかなり違っていました。
Aメロは、嘆くかのようにウィスパー気味に歌い、Bメロからサビにかけては、「君のヴァニラ(アルバムVer)」のような、ピッチが不安定で狂ったような歌い方をしていました。
曲の雰囲気的にも合っていて、M・A・Dの新たな魅力を発見してしまった感じです(笑)。



08.GLAMOLOUS (AL「ONE LIFE, ONE DEATH.」収録)
懐かしめな曲中心のセットだったが、ここで一気に10年近く時が進みました(笑)。
深海を思わせる青い照明と、白銀の眩しいライトを使いわけ、曲のキラキラ感(?)を引き出していました。
この曲は盛り上がりますね。今まではじっと見ていたお客さんも、次第にノリだしてきた感じ(笑)。


09.Tight Rope (AL「COSMOS」収録)
LIVEでは定番曲となっているらしい、浮遊感のある不可思議な曲ですね。
ここで、LIVEが始まる前から気になっていた、ステージ空中に吊るされた、三日月形の鉄パイプの集合体の正体が判明。
なんと、内部に大量の電飾が仕込まれていて、暗くなったステージの上空に、天の川のように青く輝きだしたのです。


10.密室 (AL「Six/Nine」収録)
最近マイブームだった曲だったんで、個人的に嬉しかったです(笑)。
この曲では、ステージが紫に照らされる中、上空の三日月形のセットにのみ、黄色の照明が当てられ、闇夜に浮かぶ月を思わせる姿を映し出していました。
こんなカタチで、三日月をステージに現出させたミュージシャンはいただろうか。驚愕。


11.CHECK UP (AL「ONE LIFE, ONE DEATH.」収録)
うおお、これもLIVEで観たかったんですよ!(*´Д`)
高音域を柔軟に動くベースがカッコイイですよね。
今井さんの「Chapter 1」のシーンで、照明が消え、白の照明が激しく点滅したりと、展開ごとの照明の切り替わりも面白かったです。


12.唄 (AL「Six/Nine」収録)
今でもLIVEで演奏されることが多い、ヘヴィナンバーで、会場大揺れ!
前奏のサンプリングヴォイスが流れる場面では、ステージ中の照明が狂ったように点滅し、曲中の今井さんがヴォーカルを取るパートでは、スポットライトが今井さんに当てられ、ステージは赤く染まっていました。どうも今井さんって、赤のイメージが強いのは私だけでしょうか。(^^;
コーラスや、櫻井さんが客にパートを振る場面もあり、LIVEでよく演奏される理由がわかった気がしました。


13.残骸 (AL「Mona Lisa OVERDRIVE」収録)
8ビートが心地良いロックナンバーで、これもまたLIVEで進化を発揮する曲ですね。
LIVEも終盤に差し掛かり、激しい曲で一気にたたみかけるような流れに。


14.Long Distance Call (AL「極東 I LOVE YOU」収録)
・・・と思いきや、櫻井さんお気に入りのノイズ満載バラードの登場です(笑)。
この曲では、再び「三日月」が登場。
サビでは、ステージが眩しく白銀に照らされていました。


15.極東より愛を込めて (AL「極東 I LOVE YOU」収録)
ストリングスのシーケンスが流れ、会場は一気にヒートアップ!
流石に炎の演出はなかったですが、ステージ中を狂ったように回る赤い照明が印象的でした。


「では、最後に鼓動を聴いてください」

と、短いMCの後、本編最後の曲。


16.鼓動 (AL「Six/Nine」収録)
「生きていたいと願う、愛されいるなら」と歌う櫻井さんからは、まるで今の殺伐とした世の中へメッセージを投げかけているようにも感じます。
生きる事の辛さや、母の愛を歌った壮大なバラードですが、今井さんは常にそれをノイズで覆っていたりして、終盤ではサビのメロディをなぞるかのようなメロディを弾いたりしていました。


曲の終盤で、櫻井さんは「どうもありがとう」と会釈し、先にステージ袖へ消えていきました。




そして、本編が終了し、ステージは暗転。

ここで、隣のMHさんと話をしていたのが、今回のセットリストのコンセプト。
今まで、何かしらテーマのある選曲(2003年はファンのリクエスト中心、2005年はトリビュートアルバムに収録された曲中心、等)だったので、今回はなんだろうと考えていました。

恐らく、今回は、過去から現在までを遡って行くセットだったのかもしれません。
FRAGILE ARTICLEからM・A・Dまでは初期の曲で、GLAMOLOUSから鼓動までが中期〜近年の曲。

ということは、アンコールは・・・




うっすらと輝いていた照明が消え、歓声と共に始まったのは・・・




EN01.ENTER CLOWN (AL「十三階は月光」収録)
再びステージにはスクリーンがかかっていて、ドラムロールが終わった後に、スクリーンいっぱいに、不気味に笑うピエロの顔が映し出される。
目が白抜きになっていたので、笑っている顔が、白目を剥いているように見えて、凄まじい不気味さでした。(;´Д`)


EN02.降臨 (AL「十三階は月光」収録)
MOONSHINEツアーを再現するかのように、降臨へ続く。
流石に玉座やシャンデリアは無いですが。(^^;
ステージ上方の「三日月」は、赤く照らし出され、ホラー映画のような世界を作り出す。
MOONSHINEツアーの時と同じく、所々で今井さんがノイズを振りまいていました。


EN03.ROMANCE (AL「十三階は月光」収録)
そして、十三階は月光の核とも言える、この曲へ。
イントロでは、シンバルのカウントではなく、アニィの「ワン!ツー!スリー!フォー!」で幕を開けました。


ROMANCE終了後、MC。
「外は寒いそうです・・・なので、夏の曲をやらなければなりません!」

会場から笑いが(爆)。
夏の曲で、十三階は月光収録曲と並べられる曲と言えば、あれしかありません(笑)。


EN04.蜉蝣 -かげろう- (SINGLE)
ステージはオレンジに照らされ、叙情的な、どこかもの哀しい雰囲気を作り出していました。
今井さんの、独特なニュアンスのギターもきっちり再現されていました。
サビ前の絞り出すような声や、大サビでのコーラスは、全て同期で流れていました。


EN05.夢魔 〜The Nightmare (AL「十三階は月光」収録)
蜉蝣が終わってから、一瞬の間を置いて、カウントも無しに始まったのは、非常にインパクトが強かったです。(;´Д`)
おどろおどろしいイントロが流れ、ステージ中央で両腕を広げ歌う櫻井さんの姿が鮮明に焼き付いています。
ゴシック色の強いメロディや音作りの中、リズム隊はハウスやディスコサウンドを髣髴とさせるリズムを刻んでいるので、非常にノリやすく、客席が大揺れでした。
上空には再び赤い「三日月」が表れ、間奏では、照明の切り替えを利用し、「三日月」が現れては消え、現れては消えるという演出も盛り込まれていました。


そしてアンコール終了。ていうかアンコールで5曲もやるって、かなり異例じゃないですか?(^^;
ステージは暗転しましたが、「三日月」は未だに妖しく輝き続け、客席からのアンコールもやまず。

そして、ダブルアンコール。


EN06.JUPITER (AL「殺シノ調ベ」収録)
暗転したステージにゴスペルが響き渡り、客席からは大歓声。
ステージ上方に吊り上げられたスクリーンには、弓矢を持った天使達が映し出される。
星野さんのアコギが入ったあたりで、ステージ中の松明に一斉に火が灯る。
今井さんも、この曲ではあまりノイズを差し込まないんですよね(笑)。
曲の後半では、ステージ上に吊り上げられたスクリーンに、舞い散る羽根が映し出されていました。
炎を使ってたので、本物の羽根を降らせる訳にはいかないですしね。(^^;


そして、曲終了後、星野さんはアコギを持ったまま、聴き覚えのあるストロークを!


EN07.ANGELIC CONVERSATION (AL「TABOO」収録)
バンドの演奏が入ると同時に、暗かったステージが眩しく照らされ、炎も消えました。
JUPITERの憂いを吹き飛ばすように、今井さんのノイズが響き渡り、櫻井さんもステージ中を動き回る。
しかし、流石に転調後の大サビはきつそうでした・・・(^^;

曲のラストで、何度もキメを繰り返していたので、これで終了と思いきや・・


EN08.さくら (AL「狂った太陽」収録)
暗転したステージで今井さんが日本的な音階を弾き始め、それに導かれるように始まりました。
意外とLIVEではお目にかかれない曲ですよね。
ステージはピンク色に照らされ、曲の後半では、上方のスクリーンに桜が映し出されました。

最後に、櫻井さんが、いつの間にか取れていたマフラー(スカーフ?)を拾い、くるくると回しながらステージ後方へ下がり、ステージは暗転。


「これで最後の曲になります」
「もし良ければ、一緒に口ずさんでください」

と、最後のMCに続き、最後の曲。



EN09.COSMOS (AL「COSMOS」収録)
青く照らされたステージの中、メンバー全員が定位置で演奏し、終盤では、スクリーンにコスモスの花が現れる。

しかし、本日唯一不満だったのがこの曲で・・・。
てっきり、以前のLIVE DVDのような、曲が終わった後の、アカペラによる大合唱が起こるのかと思いきや、曲が終わると、櫻井さんは「ありがとう、良いお年を・・・」と言葉を残し、あっけなく袖へ消えてしまいました・・・_| ̄|○

最後は、定番のピックやスティックの投げ入れがあり、LIVEは終演。






最後のCOSMOSは若干不満でしたが、アンコールを二回やり、合計8曲も演奏するなんて、このバンドにしてはすごいサービス精神ですよね・・・(爆)。
終演後は、開演前に仲良くなったBT友達MHさんとしばらくBTトークを楽しみ、メルアドを交換し、帰路に着きました。



帰りの地下鉄で渋谷に出て、そこからJRへ乗り換える予定だったのですが、何やら永田町駅で発煙騒ぎがあったらしく、電車が無くなっているという罠が_| ̄|○
まあ遠回りして帰れたから良かったですけど・・・(^^;






そんなこんなで、遅くなりましたが、DIQ2006のレポでした!
自分で読み返してみたら、なんか照明レポになってしまったような・・・(爆)。
ステージを演出する上で、やっぱ照明って大事だと思うし、私自身が照明に興味があるのが原因でしょう。(;゜∀゜)


最後にセットリストを投下。





THE DAY IN QUESTION2006 12月29日 日本武道館


01.FRAGILE ARTICAL (SE)
02.・・・IN HEAVEN・・・
03.MACHINE
04.JUST ONE MORE KISS
05.SEX FOR YOU
06."J"
07.M・A・D
08.GLAMOLOUS
09.Tight Rope
10.密室
11.CHECK UP
12.唄
13.残骸
14.Long Distance Call
15.極東より愛を込めて
16.鼓動



Encore.1

01.ENTER CLOWN (SE)
02.降臨
03.ROMANCE
04.蜉蝣 -かげろう-
05.夢魔 〜The Nightmare



Encore.2

01.JUPITER
02.ANGELIC CONVERSATION
03.さくら
04.COSMOS



ちなみに、仙台と神戸公演では、「CHECK UP」が「Schiz.o幻想」に、「ANGELIC CONVERSATION」が、「SILENT NIGHT」になっていたそうです。(^^ヾ


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