・BUCK-TICK TOUR 2014 metaform nights〜或いはアナーキー〜

 2014/11/13 EX THEATER ROPPONGI







ホールツアーファイナルから一ヶ月の間を空けてスタートしたスタンディングツアー、中盤戦の六本木2DAYS、その二日目に参戦してきました!
平日ながらチケットはソルドアウトし、オークション等で高額売買されたチケットが多数無効にされていたりと、近年のBUCK-TICKのライブ動員が確実に上がってきているのがわかります。(;´▽`)



EX THEATER ROPPONGIは初めて行く会場なのですが、ドリンク交換でソフトドリンクを選んだら、こんなプチケーキ(?)までもらえましたw
もし石鹸だったらどうしよう…とか思って、いきなりかじりつけなかったのは内緒です。(´^q^`)

スタンディングエリアが地下三階で、一階席が地下二階、二階席(関係者席?)が地下一階と、TDCホールのような構造になっていて、新しく出来たライブハウスらしい感じでしたね。
同じ新しい箱でも、新宿ReNYとはえらい違いです…(;´▽`)

今回は上手側の真ん中辺りにスタンバイしました。
センターと下手は激戦区なので、比較的安全というのと、今回のツアーはヒデさんの評判が凄くいいらしいので、それも目当てで(笑)。


BUCK-TICKのアルバムツアーは、ホールでは映像と照明、セットを使った演出が凝っていて、スタンディングツアーでは照明演出をメインに、映像は無く、セットもシンプルというのがお約束なのですが、今回はステージ後方から横側までを覆うように巨大なLEDスクリーンがセットされていました!
ステージが暗転すると、そのスクリーンに今回のツアータイトルが大きく表示され、メンバーが登場、スタンバイを終えると、一曲目はなんと「ICONOCLASM」!
そこから「Devil'N Angel」へ続くという、ホールツアーとは逆順でのスタートとなりました(笑)。
この二曲はテンポとキーが一緒なので、違和感なく繋がるらしいです、言われるまで気付かなかった。(^^;

「PHANTOM VOLTAIRE」を演奏し、ようこそ、楽しんでってくださいと簡単なMCを挟んだ後、「独壇場Beauty」「M・A・D」「LIMBO」と、最新アルバム以外からの楽曲を連発!
ライブハウスらしく容赦の無い選曲です(笑)。
独壇場Beautyでは天井のミラーボールが輝き、LIMBOではロールシャッハテストのような模様がスクリーンに映し出されたりと、ホールツアー程ではないにしろ、凝った演出も見られました。(*´▽`)
独壇場ではあっちゃんが水を客席に撒いていたのですが、長らくライブハウスに参戦してて、水を被ったのって初めてだったかもしれません。(^^;
ゆうたさんは独壇場ではステージセンターへ飛び出し、LIMBOでは激しく身体を横に揺らしながらノリノリで演奏していたのに、M・A・Dでは微動だにせず、黙々とシンセ風なフレーズを刻み続けるという、プレイスタイルのギャップに驚かされました。(*´▽`)
M・A・Dってほんとベースが一番大変だと思うw

ライブ中盤、ここでは「ボードレールで眠れない」からのミドルナンバーの固め撃ち。
ボードレールもそうでしたが、「サタン」等、ホールツアーで演出の凝っていた曲は、今回は映像演出無しで聴かせる感じになっていましたね。
サタンでは、間奏開けの「♪セ〜〜〜ックス…」の前に、あたかも一緒に歌えと言わんばかりに、小声でセックス…と囁いていました…すっかりセックスの歌に(笑)。

「世界は闇で満ちている」では、スクリーンいっぱいに星空が映され、あっちゃんの「ここで、アコースティックなナンバーを…」というMCから「masQue」へ。

後半戦へ続く際のMCでは、「この会場は初めてですが、とてもイイですね!」と、あっちゃんもご満悦のようでした(笑)。

「宇宙サーカス」では疾走感溢れるスペーシーな映像が映され、「ONCE UPON A TIME」では、一番のサビを下手、二番を上手、そして間奏を挟んで三番のサビを会場全体で歌うように、それぞれの場所へ移動し、客席へマイクを差し出していました。
この曲も、今後はファンと一緒に歌うようになりそうですね。(*´▽`)

ホールツアーでは妖しげな映像演出もあり、じっくりと聴きこむ曲だという印象だったメランコリアは、今回のツアーではシングル版の「メランコリア -ELECTRIA-」として演奏され、サイバーな映像演出も相俟って激しく踊れる曲へ大変身。(*´▽`)
原曲ではほとんどが打ち込みですが、もちろんベースとドラムは生になり、ギターも新たなアレンジで乗せられ、良いとこ取りのようなアレンジになっていました!(^q^)

そして本編を締めくくる終盤では、ライブ終盤やアンコールでよく演奏される、爆発力のある「真っ赤な夜」、あっちゃんのお気に入り故にか、半ば定番曲と化している(笑)「絶界」、惡の華を!というあっちゃんの一言から始まった「惡の華」という流れで、ライブ本編は幕を降ろしました。
惡の華が本編ラストってめずらしいですね!
真っ赤な夜ではそのタイトル通り、ステージが真っ赤に染まり、絶界では今までのツアーのようなオレンジ色の照明に、今回は夕間暮れの映像まで付き、更にドラマチックになった気がします。
間奏や最後のサビでのカスタネットのようなハンドクラップも楽しいですし、何よりゆうたさんのアップライトベースが格好良いので、今後も長く演奏して欲しいものです。(*´▽`)
惡の華では相変わらず今井さんのギター演奏がラフすぎて笑いましたw


アンコール一発目は、「DADA DISCO -GJTHBKHTD-」からスタート。
歯車が犇めき合っている映像があったものの、ホールツアー程派手な演出は無かったからか、あっちに見慣れてる分、なんだか淡々とした印象を受けました。
グリーンの照明と、ゆうたさんのダウンピッキングが印象的な「NOT FOUND」ホールツアーに続いてシングル版での演奏での「形而上 流星」、そしてアンコール1の〆は、今井さんの発生させるノイズをバックに、あっちゃんが「パパ…ママ……」と囁きながら始まる「無題」。
形而上流星は不思議な曲ですね…ノリノリになる曲ではもちろん無いですし、バラードのようにじっくりと聴き入る曲でもなく、音を感じるというか、世界観を感じて堪能する曲、という印象です。
異世界に飛ばされてしまうかのような(笑)。

そして、スタンディングでも圧倒的な空間支配力(?)を発揮した無題。
スクリーンの映像もホールとは変わり、まるでエコーによる胎内映像のような、モノクロのノイズが映し出されていて、ステージ中央では何かに取り憑かれたように目を泳がせ、ゆらゆらと力なく動くあっちゃんがいるという…形而上流星とはまた違う意味で、最早異世界。(;´Д`)


二回目のアンコールは、鬱々としていた一回目とは違い(笑)、しょっぱなから「SURVIVAL DANCE」!
スクリーンには無数のライトの映像が映し出され、光の海となっていたホールとはまた違ったトロピカルな演出に(笑)。
この曲の見所であるドヤ彦タイム(笑)ですが、今まではイントロで人差し指を高く掲げ、「完全にイッちゃって〜♪」のところで指をこめかみに当てていましたが、今回はあっちゃんのメロディに合わせ、二階席、一階席、スタンディングエリアと順々に指差し、最後は今までと同じく、完全にイッちゃってに合わせて指をこめかみに当てるという、更にパワーアップしたドヤっぷりでした(笑)。

二回目のドヤ彦ポイントである、サビのドラムと歌だけになるブロックでは、上手最前まで出てきて、メロディを口ずさみながら腰に両手を当てて身体をリズムに合わせて横に揺らしたりと、アヴァンギャルドな今井さんに対して寡黙でクールなヒデさん…という、00年代の印象をひっくり返すノリノリさ(笑)。
あっちゃんをイケメンと例えるのなら、ヒデさんは男前って感じですね。解る人は解るはず(笑)。

続く「REVOLVER」では、工業地帯(原発?)の風景を、白、赤、黒の三色で塗り分けた映像が使われたりと、ホールツアーの時の夢魔のように、映像演出によって、或いはアナーキーの世界観に溶け込んでいるかのような印象を受けました。
そしてラスト、あっちゃんがリズム隊の間に立ち、黒いヴェールを大きく広げ掲げる…この流れは…やっぱり「夢魔 -The Nightmare」!
前回参戦したBUCK-TICKのライブも、最後が夢魔でした(笑)。
夢魔は曲自体は良いのですが、アンコールのラストに演奏されると、暗転したステージの中でメンバーが早々と捌けてしまい、いつものキメ連発や、ピックやドラムヘッド投げも無いので、ちょっと寂しい感じもするんですよね。(^^;


そんなこんなで、初めての会場での、久々のBUCK-TICKスタンディングライブでした!
噂通り、上手なら最前にさえ行かなければ、周りの押しもそこまで強くないですし、マッタリも出来るしノリノリで楽しむことも出来ますね。
ただ、当たり前ですけど下手の方がほとんど見えないので、今井さんの印象があまり残ってない…(;´▽`)

そういえば、スタンディングツアーだと、最新アルバムからも何曲か削られる曲が出てくるのですが、どうやら今回のツアーでは全て演奏されているみたいですね。
普段だとスタンディングという形態上、バラードが消える事が多いですが、無題も形而上流星も、世界は闇で満ちているも、かなり大事なポジションの曲ですしね。(^^;


次の参戦予定は、12月13日のZEPP TOKYO、FISH TANKer's ONLYです!
実はZEPP TOKYOも初めて行く会場だったり…赤坂BLITZも行ったことないし、ライブハウスは結構決まったとこしか行ってないんだなあ、と気付きました。(^^;



・Set List

ICONOCLASM
Devil'N Angel
PHANTOM VOLTAIRE
独壇場Beauty
LIMBO
M・A・D
ボードレールで眠れない
サタン
世界は闇で満ちている
masQue
宇宙サーカス
ONCE UPON A TIME
メランコリア -ELECTRIA-
真っ赤な夜
絶界
惡の華



・encore

DADA DISCO -GJTHBKHTD-
NOT FOUND
形而上 流星
無題

SURVIVAL DANCE
REVOLVER
夢魔 -The Nightmare










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