- CDレビュー cali≠gariメンバー別プロジェクト音源 -



- La'royque'de zavy -

cali≠gariの覆面バンドで、コテコテなヴィジュアル系ワールドを貫いており、他バンドのパロディも多数見受けられます(笑)。






Rha's Al Ghul Gorgoneion

2015/11/29発売
2016/01/17UP

★★★★☆


第7期cali≠gariがインディーズ時代に活動していた覆面バンド、ラロイクドザビが、2015年にまさかのニューシングル発売記念ライブを開催(笑)。
メンバーの名前は改められ、サポートドラマーはcali≠gariのツアーにも同行している中西祐二…もとい、YUJI(NAKANI SEA)が担当しています(ライブでは真矢のコスプレをしていたとか?w)。

一曲目「AVID OF SEX」はインダストリアル系のインスト曲で、ライブのオープニングSEのような感じです。
二曲目「SACRED REQUIEM」は青さ…"M"LONDONさんの作詞作曲で、激しい縦ノリとヘヴィな演奏、エフェクティブなギターソロ等、2000年前後に流行ったビジュアル系サウンドの再現といった印象です(笑)。
三曲目の「愛し過ぎて刹那過ぎて心苦しくなって」は研次r…ジェミニはレジェンド作詞作曲で、こちらはサビから始まる王道歌謡ロックで、チャーチオルガンのフレーズがどことなくマリスっぽさも感じさせますし、最後のサビ後のエフェクトの掛かったメロディがもろにLUNA SEAのMECHANICAL DANCEだったりと、ネタもたくさん挟まれていますw
そして最後の曲「月明かりのDAYDREAM」はしゅ…岸辺悪徳作詞作曲で、タイトルから分かる通り、2001年発表のデモテープ(?)収録の「MOONLIGHT白昼夢」のリメイク曲となっています。
スカスカな歌謡ロックだった原曲と比べ、ヴォーカルは何重にもコーラスが重ねられ、演奏も分厚くなり格段にパワーアップし、歌詞も少し変更され、ベビースターとかドンタコスとかは無くなっていますw
アウトロで唐突にBUCK-TICKの惡の華になるのには笑ってしまいました。(´^q^`)

2001年の音源と比べると、ビジュアル系バンドのパロディはそのままに、おふざけ要素や演奏のしょぼさは影を潜め、普通に格好良い正統派ビジュアル系ソング(?)になっています。
まこt…スコーピオンの毒なしが抜けた影響もあるのかしら。(^^;

一応cali≠gariとは別名義なので、今後物販や通販などで入手できるのかは不明ですが、見かけによらず(笑)ハイクオリティな楽曲達なので、cali≠gariが好きな人も、コテコテビジュアル系が好きな人にもお勧め出来ますw






- XA-VAT -

cali≠gariの秀仁が結成したバンドで、メンバーにMALICE MIZERのKoziがいるのもあり、cali≠gariより前から興味のあったバンドでした。







艶℃

2015/02/01作成

★★★★


・概要、全体の印象
cali≠gariの秀仁が結成した、cali≠gari、GOATBEDに続く三つ目のバンドがリリースしたファーストアルバム。
秀仁と交流のあるミュージシャン達で結成されたバンドで、元MALICE MIZERのKoziが加入していることでも話題になりました。
秀仁もKoziもテクノ・ポップ、ニューウェーブへの造詣が深いバンドマンですし、キーボードの小間貴雄、ギターのSADIE PINK GALAXY両氏も近い音楽性を有しているようで、打ち込みを駆使したサイバーなサウンドに、ノイジーなツインギターというのが全体的な印象です。

・収録曲について
先行シングル曲「ZEROTICA」は、非常に重厚なシンセとギターに、Koziの無機質かつアンニュイなギターリフが面白い曲です。
そこに秀仁のヴォーカルとコーラスが乗ることで、MVでの前衛的…というかカオスな(笑)衣装や映像世界とリンクしたセクシーさ、中性的な雰囲気が加算されます。

アルバム曲ながらMVが作られた「VAT-DANCE」は、四つ打ちのリズムにタイトルの「VAT-DANCE!」コーラスがキャッチーな曲で、アルバム内で最もポップかつライブでも盛り上がりそうな曲ですね。
XA-VAT入門曲としてはシングルのZEROTICAより向いているかもしれません(笑)。

前半はダンサブルながらダークな曲が続くのですが、アルバムの後半、七曲目の「INVASION-NOVATION」からは、歌謡曲のようなポップなメロディも登場し、バンドの初期イメージを塗り替えるような意外な流れに。

・まとめ
cali≠gariの秀仁曲や、GOATBEDが好きな人なら、恐らくすんなり入れるのではないかと思います(笑)。
綺麗さ、繊細さよりはノイズや攻撃的な音が多めで、それらの要素はcali≠gariやGOATBEDより強いかもしれません。
映像作品も含め、ZEROTICAやVAT-DANCEのインパクトが強いですが、他の曲もメロディや演奏が光る、捨て曲無しのアルバムです!

尚、初回盤にはリミックス・アルバム付きのものと、ライブDVD付属のものがあり、私はライブDVDを選びました。
メンバーそれぞれが多忙なのもあり、このアルバム以降、CDのリリースはなく、ライブも滅多に演らないので、貴重な映像作品です。(*´▽`)


・お気に入りの曲
ZEROTICA
VAT-DANCE
EPOC TRACE





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