- CDレビュー SOFT BALLET -












DOCUMENT

2016/07/02作成

★★★☆


セカンド・アルバムであり、早くも音楽性の変化が起き始めているアルバムです。
前作のEBM路線はそのままに、民族系の打楽器を取り入れた、中東的(宗教的?)なアレンジの楽曲が増え、これは4thアルバムである「愛と平和」へ繋がる流れとも言えるかもしれません。
一曲目からエレキギターも使われていて、ギターも積極的に取り入れているのも大きく変化したポイントですね。

藤井麻輝さんが自分らしくない曲だと自嘲(?)していた「ESCAPE」は、前作に入ってても違和感のないキャッチーなEBMで、歌詞カードを見ないとモリケンさんの曲だと勘違いしてしまいそうです(笑)。
シュールなPVが一部で伝説化している(笑)「TWIST OF LOVE」も収録されていますが、これらシングル曲は、シングルとは別アレンジとなっているようです(シングルやベスト盤は持っていないので聴き比べ出来ず)。

まだインダストリアル要素は現れておらず、過渡期的なアルバムですが、シングル二曲は紛れも無い名曲ですし、これもソフバの歴史を知る上で必須なアルバムだと感じました。(*´▽`)


・お気に入りの曲
MIDARA(PORTE DE'VERGONDE'E)
ESCAPE
TWIST OF LOVE -ACOUSTIC VERSION-







EARTH BORN

2016/06/22作成

★★★☆


ファーストアルバムであり、SOFT BALLETを語る上で欠かせない、エレクトロニック・ボディ・ミュージック(EBM)を体現したアルバム。
リードトラックであるシングル曲「BODY TO BODY」は、無機質なリズムでありながら体温を感じさせる熱いビートを刻み、遠藤遼一さんの、ある意味サウンドに合わないとも言えるロック的な低音ヴォイスが合わさり、妖艶ささえ感じさせます。
本作は特にモリケンこと森岡賢さんの色が濃く出ており、軽快なシャッフルビートの「BORDER DAYS」、マーチのようなテンポとリズムの「PASSING MOUNTAIN」等、後にあまり見られなくなる方向性の楽曲も目立ちます。
インダストリアルや民族音楽的要素が濃くなる後の作品を知っていると、却って新鮮さを感じます(笑)。

アルバムタイトル曲「EARTH BORN」では壮大で厳格な顔も見せますが、藤井さんではなくモリケン作曲なのは個人的に驚きました。(^^;

インダストリアル要素に惹かれてこのバンドを聴き始めた人だと、最初はちょっと物足りなく感じるかもしれませんが、このバンドのことをよく知れば知る程に良さがわかってくるアルバムだと思います。(*´▽`)


・お気に入りの曲
BODY TO BODY
WITH YOU
EARTH BORN





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