両A面シングルですが、タイプの異なる二曲でバンドの多面性を…ではなく、豪速球二連発!
「The End of the Drream」は、コアなファンなら一発でJが原曲だとわかる、STORMの疾走感とTONIGHTの衝動力を併せ持ったかのようなパンキッシュな曲で、シンプルな演奏の中に味のあるプレイが見られ、メンバー全員が40代に突入した今だからこそ出来た曲なのでは、と感じます。
LUNA SEAの特色のひとつである、ツインギターの絡みや、エフェクティブなギターソロが無いため、それらに期待していると、ちょっと肩透かしを食らうかもしれませんが(笑)、リズム隊のグルーヴが楽曲の主導権を握っている側面は、後期LUNA SEAで頻繁に見られるようになった方向性ですね。
LUNA SEAは2010年のワールドツアーで、新曲を三曲披露していますが、今回の曲が、そのどれとも違う全くの未発表曲で、長大な演奏時間や壮大なタイトルから、XのART OF LIFEのような組曲的なものか、ピンクフロイドのような、歌より演奏が長い、プログレッシブな楽曲が来るのでは、と思っていましたが・・・その実態は、なんと23分弱にも及ぶ「歌モノ」でした。
絶対SUGIZOの長大なギターソロが入ると思っていたのですが(笑)。
それでもイントロから歌が入るまで、2分以上ありますけどね。(^^;